あなたの勉強は、お金に変わっていますか?
さて、少し煽りのような書き出しになってしまいました。
社会人になってから、勉強する機会が激減した人は多いでしょう。
しかし昨今では少しずつ意識も変わって、熱心に勉強する人も増えている気がします。
私も社会人になり数年経ちますが、後輩を見ていてもしっかりと勉強をしている人をよく見かけます。
今回はそんな「勉強」を「お金」に変えるための方法について紹介している本を見つけました。
「勉強」を「お金」に変える最強の法則50 |千田琢哉
千田さんは自己啓発本の界隈の中でもよく見る方かと思います。
それもそのはず、この本を出した段階で171冊目の書籍のようです。巻末に著書リストがありますが、専門書の参考文献リストかと思うぐらいびっしり書かれています。
僕自身、学生時代から千田さんの本を何冊か読んだことがありますが、とにかくやる気を出してくれるのが特徴です。
「やるぞおおおお」と思わせてくれるので、分かりやすくやる気を出したい方にはおすすめです。
こういう自己啓発本というのは人によっては賛否が分かれると思います。
自己啓発本は中身がないと言われることもありますが、僕としては本に何を求めるかは人それぞれなので、その人の目的に合っていれば読めばいいと思っています。
特に、分かりやすく背中を押してほしい気分であれば非常に有意義だと思います。
今回の本も例に漏れずとてもやる気を出してくれる本です。
何のやる気かと言うと勉強のやる気ですね。
ただし、これは学生が受験勉強を頑張るようなやる気というよりは、社会人が自分の本業や副業のための勉強や資格取得を頑張る背中を推してくれるような内容と言えます。
結論:コンテンツビジネスが最強のビジネス
まず結論としては、まえがき部分に勉強をお金に変える方法が載っているのですが、そこでは
コンテンツ・ビジネスこそが”最強のビジネス”である
と書かれています。
つまりこの本の結論としては、勉強してコンテンツを生み出すことでお金に変えていこうということになります。
そのためにはどうやって勉強を加速させれば良いのか、ということが本文に書かれています。
僕は正直、本文の中でコンテンツ化の仕方が書かれているかと思ったのですが、そこについては殆ど触れられていません。
あくまで勉強方法やモチベーションに関する話がメインとなっていますので、まえがきを読んで「コンテンツマーケティングを学びたい」と思った人は専門書を読んだほうが良いと思います。
そうではなく、お金を意識した、より効果的な勉強方法を学びたいという人にはとても有意義な本となっています。
各章の紹介
各章を簡単に説明すると下記のような内容になります
チャプター1:何を勉強すれば良いのか
チャプター2:好きなことを勉強しよう
チャプター3:計画的に勉強するために(ここが具体的な勉強法かも)
チャプター4:コンディションの調整
チャプター5:モチベーションの種類
チャプター6:ビジョンについて
前半が勉強の具体的な話、後半が勉強を加速させるマインド面の話とざっくり分類できます。
先程言ったとおり、お金の稼ぎ方、などは触れられていないのでご注意ください。
チャプター1では、大分類・中分類・小分類という、物の見方の話を踏まえた上で、勉強に置いても古典や歴史などを学ぶべきだという流れがとても分かりやすく、歴史を学びたいなと純粋に思うことが出来ました。
チャプター2は、好きなことを勉強するということがテーマなのですが、その中でライバルに勝つための方法として3つの状態が挙げられていました。
真似できない:相手の実力が桁違いだと感じる状態
真似しにくい:相手の努力量が桁違いだと感じる状態
真似したくない:相手の泥臭さに脅威と嫌悪を感じる状態
この3つの感情のいずれかをもたせることが出来れば相手に勝てるというのは、自分の今やっていることが相手に通用しているかどうかを考える1つの指標になるなと思いました。
ちなみにこれは、下に行けば行くほどレベルが下がり泥臭くなるのでぜひ「真似できない」を目指してレベルを上げていきたいと思いました。
チャプター3は具体的な勉強論も多く載っており、資格取得など具体的な目標がある人はここが一番参考になると思います。
参考書や問題集との付き合い方はとても使えると感じました。
それ以外には「A級資格に落ち続けるより、B級資格を2つ取得したほうが勝ち」というのは、励みになる人も多いのではないでしょうか。
A級資格は「凄いな」と思われ、B級資格は「努力家だな」と評価されるという話が書いてあり、そういう見方もあるのかと勉強になりました。
もちろんA級資格を取れるならそれが良いと思いますが、難しい方はB級資格を2つ取って、そこに自分らしさを掛け合わせることで自分の強みとしてアピールできるのではないでしょうか。
もう一つ参考になったのが、細切れの時間とまとまった時間でやることを決めておくということです。
細切れの時間というのはすぐスマホをいじってしまいそうになるので、これを先に決めておけば、電車の待ち時間などちょっとした時間も勉強に当てることができるので有意義に過ごせます。
ぜひあなたも細切れの時間とまとまった時間にやることを事前に決めてみてください!
チャプター4〜6は勉強を加速させるマインド面の話が載っています。
調子が悪い人はチャプター4でコンディションを整えて、
モチベーションの考え方を整理したい人はチャプター5を読んでみてください。
どういう気持ちでいることが最強のモチベーションなのかが書かれています。「〜したい」という気持ちが最強のモチベーションじゃないと書かれているのですが、じゃあ何が最強なのか気になりますよね?
また最後のチャプター6はビジョンの持ち方について触れています。
自分の視座を上げてくれるので、ここも読むだけでモチベーションが上がりますのでおすすめです。
最後に
今回は千田琢哉さんの「勉強」を「お金」に変える最強の法則50を紹介しました。
社会人で勉強に身が入らない人、またはそもそも勉強をしていない人はぜひこれを読んでみてください!
背中を押してほしいあなたの強力な味方になるはずです。
1時間ぐらいで読めるので、やる気が出ない休日にサクッと読んで、そこから追い上げていくのがおすすめです!
それではまた!
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