僕たちは皆「クリエイティブ」である。ただそう気づかないだけで。
ここで言う「クリエイティブ」とは決して絵画や音楽などのアートのことを指すわけではありません。
自分の生活をちょっと楽しく送れたり、趣味を楽しめるような状態がクリエイティブなのです。
でもどうしても「クリエイティブ」と言うと才能のある人だけが口に出せる言葉のように思ってしまいますよね。
僕もその一人で、絵も下手で音痴な自分が、クリエイティブなんて言葉を出して良いのかと思ってしまうこともありました。
今回はそんな自分の背中を押してくれた3冊の本を紹介したいと思います。
これを読めば、クリエイティブな毎日へ踏み出し、そして皆に知ってもらい、継続するコツを学ぶことが出来ます。
それがこちらの3冊です。
・STEAL LIKE AN ARTIST クリエイティブの授業
・SHOW YOUR WORK! クリエイティブを共有!
・KEEP GOING クリエイティブと日課
表紙のテイストを見れば分かるかと思いますが、これは1つのシリーズの作品です。
一連で読むことでよりあなたの背中を押してくれるので、気になる方はチェックしてみてください!
この本、何が良いってとにかく読みやすいのです。
作中には作者の作品(文章を削っていき別の意味のフレーズにする作品)を始め、様々なアーティストの言葉が引用されています。
レイアウトも分かりやすく文字数も最小限なので、サクサク読めて濃密な本になっています。
作者はオースティン・クレオンという絵を描く作家さんです。
有名なものとして新聞記事を黒塗りして文字を浮かび上がらせた詩を作った「Newspaper Blackout」があります。
この表現方法はとても面白いので、作中でもぜひ楽しんでみてください!
公式サイトはこちら

では1冊ずつ紹介していきます!
(刊行順であり読んでほしい順番)
1.「盗むことから始めよう」STEAL LIKE AN ARTIST クリエイティブの授業
1冊目は黒と緑が特徴的な「STEAL LIKE AN ARTIST」です。
タイトルを英訳すると「アーティストのように盗め」ということですかね。
まさに「盗む」ことをテーマに書かれています。
この本の対象者は下記のように表現されています。
人生や仕事をちょっぴりクリエイティブにしたいと思っている人(そう、つまり全員だ)
つまりクリエイターを目指す人でなくても、すべての人が読んで参考になることがたくさん詰まっています!
そもそもクリエイティブと聞くとオリジナリティが大事だと思う人が多いと思います。
0から1を生み出さないとクリエイティブと言えないのではないかと。
しかしクリエイティブとは盗みから始まると教えてくれるのがこちらの本なのです。
本の中では自分の好きなアーティストの「考え方」を真似することや、その祖先まで辿ることなど、0から生み出すのではなく、自分の好きなものからヒントを得ればいいのだと気づかせてくれます。
(もちろんパクリはだめです。でも最初はそこから始まるのだと思います)
特に僕が勇気づけられたのがこの言葉でした。
作品の一貫性なんて気にしなくていい。「君が作った」という事実が作品を結ぶのだから。
なんでもかんでも挑戦しては失敗を繰り返す僕は、一体自分の軸が何かを見失うときがありますが、そんなときにこの言葉を見ると勇気をもらえます。
まだまだ無我夢中で突き進もうと思わせてくれます。
他にも気に入ったフレーズを紹介
君が人生に何を迎え入れるかで、君は作られる
創造力というのは、何を創るかだけじゃない。何を捨てるかでもあるのだ。
いずれも一歩踏み出すのに勇気をくれる言葉だと思います。
クリエイティブは盗むことから始まる。そう思うと少し気が楽になりませんか?
自分が好きなものを盗んでいけばいいと思えると、一歩踏み出す勇気をもらえます。
2.「自己アピールが苦手だからこそ」 SHOW YOUR WORK! クリエイティブを共有!
タイトルは「SHOW YOUR WORK!」つまり共有しようということです。
しかし僕は見出しに「自己アピールが苦手だからこそ」と書きました。
そう、2冊目の「SHOW YOUR WORK!」はアピールすることが苦手な人にこそ読んでほしい一冊なのです。
(得意な人はこの本を読まなくてもきっとシェアできているので)
最近ではSNSが生活の中心と言っても過言ではないぐらい、私達の生活に密接な関係になっています。
色々な人と繋がれる一方、自分の存在価値について悩んだりすることも多いと思います。
特に少しでも創作を始めた人(つまり1冊目を読んで行動した人)にとっては、自分のレベルで作品を共有するのを躊躇してしまうこともあるでしょう。
そんな中、この本では
・自分が影響を受けたものを共有しよう
・今日の仕事の一部分だけを載せよう
など、あくまで自分の作品ではなく、その過程や根っこにあるものを少しずつ共有することを推奨しています。
つまり作品だけでなくあなたが得てきたヒントを皆に共有することで結果として自分を知ってもらうというやり方なのです。
自分の作品だけで勝負しなくてもいいと思えると気が楽になりませんか?
僕が気に入っているフレーズを紹介します。
どれも、自己アピールが苦手な人にはヒントになると思います。
君が影響を受けた人物やモノはどれも共有する価値がある。君が誰なのか、どんなことをしているのかをみんなに知ってもらうのに役立つからだ。時には君の作品以上に。
何かがほしいなら、まずは与えること。気づいてもらいたいなら、まずは気づくこと。
だから、「やり直す」と考えないこと。「もういちど始める」と考えるんだ。
最初のフレーズが上で僕が書いていた内容を表したものですね。
自分を知ってもらうために、時には自分の尊敬するものを知ってもらうことが有効かもしれない。
好きな作品があればそれをシェアすることで、仲間が見つかるかもしれませんしね。
1冊目でクリエイティブな生活に一歩踏み出し、2冊目でその道中をシェアする心構えを学ぶ。
そして最後が「継続」することです。
3.「凡人が歩み続ける秘訣」 KEEP GOING クリエイティブと日課
どれだけ意気揚々と進み始めたとしても、必ず困難は訪れます。
その一つが継続の難しさでしょう。
3冊目の「KEEP GOING」では、タイトルにある通り「日課」について書かれています。
前に進み続けるために必要な心構えを、この本から学ぶ事ができます。
僕はこの本を読むまで「日課」という言葉があまり好きではありませんでした。
日課というのはどこかやらなければならないこと、のような気がして気分が重くなってしまうのです。 (継続できない人間だからこそ余計にかもしれません)
しかしこの文章がその気持ちを変えてくれました。
日課は自由を狭めるどころか与えてくれる。人生の浮き沈みから君を守り、限られた時間、エネルギー、才能を最大限に発揮する力になる。
日課は決して足かせではなくて、浮き輪のようなものなのだと気付いたのです。
毎日少しでも前進するために必要なセーフティネットだと。
他にも下記のフレーズがお気に入りです。
僕たちにコントロールできるのは、毎日をどう使うか、何にどれぐらい懸命に取り組むかだけなんだ。
これも日課を味方につける言葉ですね。自分でコントロール出来ないことに悩むのではなく、目の前のことに取り組む気持ちを強くしてくれます。
贈り物(ギフト)を作ることで、自分の才能(ギフト)を呼び起こせるんだ。
これはちょっとした言葉遊びみたいですが、とてもいい響きだと思いました。
大事な人のために作るものが自分の力を発揮させてくれるのです。
不特定多数の誰かではなく、自分の大事な人を思って作ることが創作の大事なポイントなのかもしれませんね。
君自身の人生に注目すれば、アートの題材が見つかるだけじゃなく、君自身の人生を愛するきっかけにもなるんだ。
これは日課とは少し違いますが、創造を続けるために必要な視点だと思ったので紹介しました。
アーティストは同じ日常でも切り取り方が違うと聞いたことがあります。
まずは私達も自分の日常を見つめ直すことから始めたいですね(スマホを閉じて、日記を書くことから)
まとめ
今回はクリエイティブな生活へ一歩踏み出し、みんなにシェアし、継続するコツを教えてくれる3冊の本を紹介しました。
・STEAL LIKE AN ARTIST クリエイティブの授業
・SHOW YOUR WORK! クリエイティブを共有!
・KEEP GOING クリエイティブと日課
どれもかなり読みやすいので、早い人なら30分〜1時間ぐらいで1冊読めると思います。
それでいてヒントがたくさんあるので、とてもおすすめです!
読書が苦手な人でもパッと手にとってモチベーションを上げることができるので一家に一冊どうぞ!
僕もこの本を読んで、もっと良い本を皆さんに紹介できるように頑張っていきたいと思います!
(これもクリエイティブだと信じて!)
それではまたお会いしましょう!
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ここまでご覧いただきありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました!
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