個人でも組織を変えることができる/『マーケティングとは「組織革命」である』森岡毅

ビジネス書

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「平社員の僕に「組織」なんて言われても…」

そんなことを思っていた僕ですが、仕事で組織について考えるきっかけができたので重い腰を上げて本を買ってみました。

  

それが森岡毅さんの著書『マーケティングとは「組織革命」である』です。

 

 

最初に言いますが、かなり中身の濃い本です。

 

マーケティングについて勉強している人であればおそらくこの人の名前をよく見ているでしょう。

 

もし知らない人も

・USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか

・USJを劇的に変えたたった一つの考え方

・確率思考の戦略論

あたりのタイトルやカバーを見ればきっと本屋で平積みされているのを見たことがあると思います。

 

僕個人としては「戦略思考の確率論」を飛ばし飛ばし読んだだけ(半分理解できたかどうか)なのですが、その時に感じた安心感や信頼感が今回また読んでみようと思えました。

 

この本の大きな特徴は、個人と組織という2つの観点からマーケティングを学ぶことができるという点です。

 

「マーケティング=販促プロモーション」と考えている人からすればどうやって組織の話と結ぶつくんだと思うかもしれませんが、そんな人こそ読んでほしいです。

決して管理職や役員だけが読む本ではなく「組織を変えたい」「良い提案をしたい」と願う人全てに役立つ内容でした。

 

というわけで簡単に紹介していきたいと思います。

 

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こんな人におすすめ

『マーケティングとは「組織革命」である』はこんな人におすすめです

 

  • マーケティングについて学びたい人
  • 自分の提案力を底上げしたい人
  • より効果を上げる組織を作りたい人

 

組織に興味がある人はもちろんですが、この本はいわゆる「平社員」が読んでもとても学びが大きいです。
というよりこれまで組織について考える機会が少ないそうした人こそ読むべきだと思いました。

(僕もこれまで上司や社長の考えることなんて想像することもなかったので、とても勉強になりました)

 

人の本質から組織を考えることで、組織全体や個人のスキルアップに繋がることができる、良質なマーケティング教本です。

 

 

本を読む前に抑えたいポイント

この本を手に取ればわかりますが、少し厚めです。

ダラダラ読んでいると趣旨を見逃しそうになるので、本の構成をしっかりと抑えることをおすすめします。

(僕は途中で迷子になったので目次に何度も戻りました)

 

この本で述べられているのは下記の2点になります。

 

  • 「ヒト」を動かすための「組織」のあり方
  • 一人でも「組織」を動かす変化の起点となる方法

 

つまり「組織」と「個人」の2つの側面の話があります。

第一章はマーケティングを最大限活かすための組織づくり

第二章は下の立場から社内提案を通すための方法(組織分析)

各章では主語が変わっているので、それぞれのテーマを意識すると格段に読みやすくなると思います!

 

 

今回学んだ3つのポイント

『マーケティングとは「組織革命」である』を読んで学んだ3つのポイントを共有したいと思います。

かなり中身の濃い本ですが、泣く泣く3つに絞りましたのでぜひ参考にしてみてください。

 

1.理想とする組織のモデルは「人体」

本の中でもユニークな表現だと思った一つ目がこの「人体」という言葉でした。

組織の理想は人体ということですが、これは一体どういうことなのか。

 

人体は「感知⇒判断⇒行動」という順番で反応をしています。
これが正しく瞬時に行われるのが組織の理想的な形だというととです。

 

組織の上下関係が強いと様々な利害がぶつかり、正しく情報が伝達されないパターンがあります。 そうなると的確な判断を行うことができず、その先の行動も的はずれになってしまいます。

 

本の中では組織内の各機関の関係は「上下関係」ではなく「共依存関係」と表現されています。

つまり縦割りではなく役割分担を行い繋がり合うことが大事だということです。

 

時代に対して的確に反応するためにも人体のような素早い反応ができる組織を作ることが大事。

 

 

2.人間の本質は自己保存

これも本の中でかなり重要なキーワードです。

組織には組織のビジョンやゴールがあります。それは組織メンバー全員が目指すものであるべきです。

 

しかし個人を細かく見ると組織と利害のベクトルが合わないこともあるでしょう。

そんな時、個人は組織より自分を優先する傾向があります。これが自己保存ということです。

 

組織によっては社長ですら組織より自己保存を優先する可能性があります(子会社であるなどの場合)

そこを見抜けないと組織としての判断が必要な際に、どういった点を重視するのかがズレてしまいます。

 

人間は自己保存を優先するという考えをベースに組織や提案を考えること。
これが起点にあるとその先の行動が大きく変わると思います。

 

 

3.下からの提案を通すためには「公の便益」と「個の便益」の2つから攻める

本の後半で紹介される下からの提案の通し方のメインはこの2つの便益を捉えることだと思います。

上で書いた自己保存は「個の便益」に関わる部分ですね。

しかしだからといって個の便益(個人のメリット)だけを強調すると組織としてその提案を通すわけには行きません。

だからまずは公の便益として組織のメリットを第一に考えます。
その上で、提案を通すダメ押しとして提案をジャッジする人たちの個の便益を付加するのです。

 

こうすることでジャッジする人は公の便益を大義としながら、自分たちにもメリットのある部下の提案を受け入れて支援してくれるのです。

本ではこれを詳細に5つのステップに分けて詳しく紹介されています。

 

 

最後に

最初にも書きましたが、最近読んだ本の中でもかなり中身の濃い本でした。

それぐらい学びが多く考えるきっかけになるので、ぜひマーケティングに興味がある人におすすめです。

マーケティングと言う言葉に興味がなくても、出世にも使える考えだと思うのでそういった意味で読んでみるのも良いかもしれませんね。笑

個人でも組織を変える起点になれる、そんな方法を学べます。

 

若い人たちは会社内では下の立場であることが多いため、あまり組織について考えるきっかけがないかもしれません。

しかしそんな人こそ早く組織の本質を学ぶことで今後の動き方が変わってくると思います。

僕は今社会人3年目ですが、このタイミングで読んでよかったと感じています。

ぜひ小手先じゃない思考を学びたい人におすすめです。

 

読後すぐ書いてるのですが、頭がパンクしそうなのでここらへんで終わります。笑

 

それではまた!

 
 
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ここまでご覧いただきありがとうございました!

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