急に「面白いものが作りたい」と思うことってありませんか?
僕は仕事でWebサイトの運営や制作の企画をしていて、さらに趣味でこういった読書ブログやその他のメディアの記事制作等をしています。
そんな生活を送っていると、常に「何かを作る」必要があります。
これはきっと僕に限ったことではなく、お仕事をしている人や何かに挑戦している方なら皆がそうだと思います。
そういった「何かを作る」ことは、よく「コンテンツ」を作るとも言われます。
かっこいい響きですよね、コンテンツ。
でも実態は分からないし、どうやってコンテンツを生み出せばいいのかもよく分からない。
そんな時に一冊の本を見つけました。
「人がうごくコンテンツのつくり方」高瀬敦也
転職した同僚から借りて未だに返せていないこの本。
読むならこのタイミングだ!と思って先日一気に読みました。
(次会ったら返すからね、待ってておくれ…!)
今日はこちらの「人がうごくコンテンツのつくり方」を紹介したいと思います。
この本の概要
「人がうごくコンテンツのつくり方」はまさしく良いコンテンツに必要なポイントを教えてくれます。(そのまま)
筆者は「逃走中」「世界行ってみたらホントはこんなトコだった⁉」等の人気番組を生み出したプロデューサーの高瀬敦也さん。
今回初めて本を読みましたが非常に読みやすい文体でした。
この本では、コンテンツとはそもそも何なのか、というところから
「つくり方」「広げ方」「テクノロジー」「終わり方」など色んな局面でのコンテンツの心構えが紹介されています。
読んでみた感想。
向井が実際に読んで感じたのはこちらです。
①コンテンツの始まり~終わりまでのポイントが広く学べる。
この本はコンテンツのつくり方だけの留まらず、広げ方や終わり方まで広く取り扱っています。
ですので何かを生み出す立場の人(企画者など)はぜひ指針の一つとして読んでおくといいと思います。
基本的なことが多いですが、その基本は忘れやすいので定期的に読んで初歩を学びなおせる本です。
②これを読んだからといってすぐに生み出せるわけではない。
繰り返しになりますが、これを読んだからと言ってコンテンツを生み出せるとは限らなりません
紹介されているのはあくまでポイント(心構え)だから、具体的なステップなどは書かれていません。
「これさえ読めば最高のコンテンツが0から作れる」という本を求める人にはおすすめしません(そんな本は多分ないから自分で行動してください!)
というわけで、何かアイデアを形にしたいと思う人が最初に読んで「コンテンツ作りはこういった心構えが大事なんだな」と気付くのに良い本だと向井は感じました!
向井の3つの学びポイント
今回はコンテンツの入り口である「つくり方」編から学んだ3つのポイントを紹介します!
コンテンツに限らず発想の根底に必要なマインドだと思うのでぜひこれだけでも見ていってください!
1.すべては目的が決める
コンテンツの中身が決まるのは全て「目的」があるからです。
では目的とは何なのか?
それは「世のため人のため」に動くという「大儀」です。
そのコンテンツはどんな意味で「世のため人のため」になるのかを徹底して考えること。
そうやって見つけた目的を持つことでディティールが決まっていきます。
本の中では好きな人を映画に誘うときの場所やその後のお店探しが例に出ています。
映画を見るのが目的ならご飯の場所なんか考えなくてもいいけど、好きな人と付き合うことが目的だからお店の予約まで決まるわけです。
目の前のコンテンツはどういった目的があるのかを意識することできっと次の一手が決まってきます。
2.ターゲットに媚びない
世の中のコンテンツは全て「対象者(ターゲット)」が存在します。
このブログであれば「本が好きな人」や「人がうごくコンテンツのつくり方を読んでみたい人」などが該当するでしょう。
世間では「子供向け」や「JK向け」なんてものがたくさんあるでしょう。
しかしターゲットが明確だからと言って「~向け」と言わないことを本書では指摘しています。
何故なら、ターゲットに媚びるとターゲットが冷めて離れてしまうからです。
これは自分に当てはめて考えるとよくわかるかと思いますが、「あなたの年代に向けて開発しました」「あなたみたいな趣味を持つ人はこういうの好きでしょ?」と言われたモノをストレートに好きになれないですよね(笑)
言い換えると「生活者を馬鹿にしない」ことだと思います。
人の消費は気分で決まることがほとんどです。
気分を害さず、楽しんで選んでもらえるように工夫するのが企画者の使命ですね。
3.ベタが最強
これは少し認めたくない部分もありますが、いい学びだったので紹介します。
世の中の売れてるコンテンツはベタなものがほとんどです。
人気のあるものは一言で説明が出来て分かりやすいのです。
ベタというのはエッセンスが詰まっているということで、決して悪いことではないのです。
二番煎じが売れないのは、ベタに「足し算」しているからと本書では書かれていてハッとしました。
売れてるコンテンツはその過程で徹底的に引き算されて生まれているのです。
そこに足し算をしても、それは本家が「いらない」と思って引かれた余分なものである可能性が非常に高いのです。
この「引き算」「足し算」の話しはとても納得感があって勉強になりました。
まとめ
人がうごくコンテンツはどうやって作るのか?
僕が学んだことを一言で表すとこうなります。
「人の気持ちを一生懸命考えて、自分の気持ちを込める」
「人がうごくコンテンツのつくり方」は今回紹介した「つくり方」以外にも「広げる」や「終わり」の過程でのポイントも紹介されています。
コンテンツづくりに携わる人、携わりたいと思う人はぜひ一読してみてください!
それではまた!
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