自分のだらしなさが目に余る時ってありますよね。
日々仕事と向き合う社会人2年目の向井ですが、もっと効率的に生活できないかと反省することが多いです。
そんな時に出会ったのがこちらの本
仕事と時間の「仕組み術」/野呂エイシロウ
放送作家やコンサルタントとして大活躍されている野呂エイシロウさんが書かれた、予定の組み方、つまり日々の生活の仕組みの作り方の本です。
これを読めば自分の生活をより効率的に、効果を出せるように仕組みを作るヒントを得ることができます。
こんな人におすすめ
こちらの本はこんな人におすすめです。
・土台を固めたい新社会人
・予定を組むことが苦手な人
・仕事もプライベートも効率化を図りたい人
まだ基礎ができていない新社会人はぜひこれを読んで参考にしてみてください。
忙しくなるまでにこの考え方やコツが身につくと大きく周りと差をつけれるでしょう。
基本姿勢は「予定は仮説の検証の場」
この本で学んだ一番の考え方は、予定というのは仮説を検証するためのものであるということです。
予定を組むというのは面倒なことも全て実行するために自分を動かす仕組みの一面もあるでしょう。
しかし、予定の最も大事な役割は、自分が本当にやりたいことをやるために時間を確保すること、また大きな目標を達成するために日々積み重ねるということなのです。
ただミーティングに参加するのではなく「この案を通す」と予定に入れることで、自分がやりたいこと(やるべきこと)がはっきりしますよね。
そうすればその時間はその目的を果たすことに集中すればいいわけです。
見事それが達成できればその仮説は実証されたわけですし、できなければ改善を繰り返して達成できるようにしていけばいいのです。
ただ時間を確保するだけが予定ではなく、仮説を検証するのが予定です。
そう考えると、たとえ時間内に目標が達成できなくてもあまり苦にならないですよね。
「この時間で達成することは出来なかった。じゃあ次はこうすればいいかな」と前向きに捉えることで、改善力が磨かれていきます。
この基本姿勢があると、予定を組むということに関して思考がクリアになるでしょう。
今日から実践できる5つのポイント
ここからは
仕事と時間の「仕組み術」を読んで学べる、今日から実践できる5つのポイントを紹介します。
本は読まなくても、この記事に出会った思い出としてぜひ持ち帰っていただければと思います。
2時間に1度トイレの個室で休む
まずは休憩に関するメソッドから。
人間が元気に活動するためには水分が必要です。
最近僕も実感しますが、水分がないと体が乾いているのが如実に実感します。
やはり水をしっかりと摂取するのは非常に大事です。
となるとそれだけ用を足すタイミングも増えますよね。
その時に男性も個室で休むことが大事だということです。
特に仕事中は人と関わり続けることが多いでしょう。
そんな中個室で一人の時間を作るというのは気分転換にもなります。
仕事の連続から抜け出すためにも手軽な避難所を作る。
これが大事です。
午前と午後に1時間のクッション時間を設ける
これは仕事を加速させる上で非常に大事な時間です。
なかなかスムーズに仕事が進むわけはありません。
日々何かしらのトラブルや事案が発生します。
そういったことに対して柔軟に対応するためのクッションの時間が大事なのです。
本の中ではお昼休みを活用してその時間を捻出すると書いていますが、そうでなくてもお昼の前後のどちらか1時間で良いと思います。
・午前のたまった仕事を終わらせる
・午後の仕事のための下準備をする
こういったための時間として1時間設けておくのは非常に有効です。
心理的にも安心します。
できれば仕事終わりの1時間も午後と明日のクッション時間として設けておきたいですね。
そうすれば1日の仕事にスパートを掛けれますし、心置きなく終わることができます。
8時間労働の方であれば6時間で終わるように予定を組んでみてはいかがでしょうか?
そして残りの2時間はクッション時間として確保しておきましょう。
寝る前に翌日のシミュレーションをする
これは明日へのモチベーションを上げていくための大事な時間です。
寝る前に明日の予定を見ましょう。
社会人や学生に問わず、予定をきちんと書いていれば翌日の流れは想像できるでしょう。
その予定を見ながら自分が活躍している姿をイメージしましょう。
こうすれば明日はうまくいくとシミュレーションすることで、明日が楽しみになります。
その気持ちを持つことが長い人生の中でとても大きな支えとなるでしょう。
遠足前の小学生の気持ち。これをいつでも持てるようになりたいですね。
アポの前日にリマインドメールを送る
これは相手への印象も変えることができる簡単な方法です。
アポの前日に相手に対してリマインドのメールを送りましょう。
そうすることで相手が万が一予定を忘れていても急な対応を取らずに済みます。
仮に相手が別の予定を入れてしまっていても、前日に分かれば当日無駄足を踏むことは減るでしょう。
さらに相手が忘れていたら感謝されることすらあるでしょう。
自分と相手を助けるために、一通メールを送ることを予定に入れておきましょう。
自分から送れば主導権も握ることができるので、より有利に働きます。
仕事の終盤で明日の予定を見てメールを送る癖をつけてみましょう。
70点で進める
最後は社内・社外問わず気をつけたい大きなミスを防ぐ方法。
僕たちはつい完璧なものを求めてしまいます。
そのため時間を掛けて資料を作ったのに、いざ見せてみると求められていたものと違っていたなんてことが起きます。
最近少し減りましたが、最初はよくありました。
そして自分が仕事を振る側になるとその思いは余計に強くなります。
途中で見せてしまえばいいのです。
きっと途中経過を報告して怒られることはありません。
(いたらその人は相当忙しいか無能かのどちらかです。諦めましょう)
いきなり100点を持っていって0点をもらうより、70点を一度見せて50点ぐらいからやり直す方が圧倒的に早くなりますし、評価も得られます。
仕事においてはコンスタントに70点を叩き出せる方が評価されるのです。
そのためにもこまめに報告・共有することは非常に大事です。
はっきり言って向井もここが苦手です。
しかしこの本を読んで改めて気をつけようと思いました。
コツは強制的に予定を入れてしまうことです。
たとえば仕事を振られた瞬間に、途中経過報告として5分だけでも相手の予定を抑えておきましょう。
そうすることでその日までの進捗を自動的に報告できる仕組みが出来上がります。
未来の自分を信じず今の自分が打てる手(予定を抑える)を打っておきましょう。
そうすることが未来を助けます。
最後に
仕事と時間の「仕組み術」では、予定を組み実行するための具体的な方法がたくさん紹介されています。
今回紹介した5つの方法以外にもたくさんありますのでぜひ手に取ってみてください。
予定は仮説を検証するためにあるもの。
この原稿は予定時間通りに書くことが出来ました。
一つ僕の検証も成功に終わったことですし、ここらへんで終わりにしたいと思います。
それではまた!
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