あなたは「効率」良いですか?
僕は「No」です。
自分のやり方に自信がなく、いつも遠回りしているような感じがします。
しかし効率が悪い人はサボっているわけではないでしょう。
むしろ側からは一生懸命やってるように見える場合すら多いでしょう。
だからこそアドバイスしにくく、もしかしたら周りに迷惑すらかけているかもしれません。
1つの行動でも成果が1の人と100の人がいます。
その違いはなんなのか?
それが「レバレッジ」なのです。
今日はそんな「レバレッジ」について書かれた「レバレッジ・シンキング」を読んで学んだことを紹介していきます。
「レバレッジ・シンキング」本田直之
効率が悪いと感じるあなた、いや、悪いとすら感じないあなた。
ぜひこの「レバレッジ・シンキング」を実践して今日からレバレッジライフを始めましょう!
向井もこの本を読んで少しずつ実践し始めています!
レバレッジは4つのカテゴリに分かれている。
「レバレッジ・シンキング」ではレバレッジを効かせる対象を下記の4つに分けています。
・労力
・時間
・知識
・人脈
今回は原書の区分に従って、それぞれのカテゴリで実行しやすいプランを紹介していきます!
それではいきましょう。
今日から取り組める「レバレッジ・シンキング」実行プラン
時間のレバレッジ
仕組み化で長い目で時間短縮を狙う
最初は「仕組み化」です。
あなたの仕事は「仕組み化」されてますか?
はっきり言いますが僕の仕事はまったく仕組み化されていません。
営業マンとして日々働いていますが、なかなか仕組みが出来ず、僕を含めメンバーはいつもその場での対応ばかりしています。
この本を読んで今の状況は非常にまずいと思いました。
仕組み化は時間がかかります。
なぜなら情報や状態をきちんと把握して整備してあげる必要があるからです。
しかし仕組み化は一度稼働すれば後から楽になります。
なぜなら考える時間や作業が大きく短縮されるからです。
目の前だけのことを考えるとその場の対応を繰り返す方が早いかもしれませんが、長い目で見るとそれは非効率だと気付くはずです。
仕組み化の代表格は下記の3つ
・マニュアル
・フォーマット
・チェックリスト
ぜひ自分がよく行う事は仕組み化してしまいましょう。
きっとあなたの考える時間をもっと有意義なことに使えます。
KSFに注力する
KSFとは「Key Success Factor」を指します。
つまり「成功のために重要な要素」のことです。
経済学でパレートの効率という考え方があります。
それは「全体の成果の80%は20%の要員によってもたらされている」ということです。
仕事に置き換えると「会社の売り上げの80%は20%の社員によって生み出されている」とも言えるでしょう。
これは色んな出来事に置き換えられるので皆さんも聞いたことがあるでしょう。
KSFに注力するとは、この20%の要素をしっかりと実行すると言うことです。
20%の成果を求めて残りの80%部分にこだわるのではなく、80%の成果を得るためにまずは重要な20%を抑えることです。
そうすることで精神的にも成果的にも安定することができます。
この20%を捉えるのは少し時間が掛かるかもしれません。
しかし常にこのKSFを意識することで徐々に精度は上がっていきます。
遠回りも大事ですが、仕事や勉強においては最短が一番です。
KSFは何か?
それを意識しながら目の前のことに取り組んでみましょう。
二毛作で効率よくインプットとアウトプット
労力を最大化するための最後の手法は「二毛作」です。
二毛作とは1つの畑で時期に応じて2つの作物を育てることを言います。
これを応用して「1つの物事をするときに同時に何かできないか」といった考え方をしてみましょう。
具体的には下記が挙げられます。
・通勤中に英会話教材を聴く
・筋トレ中はビジネス書の読み上げを聞く
・家事をしながらエクササイズを行う
こういった風に、ただ1つの作業を行うだけでなく、同時に何か別の作業を行えないかと考えてみましょう。
おすすめは「単純な作業+インプット」です。
頭を使う作業を2つ並行するのはマルチタスクになり一気に難易度が高くなります。
僕は最近、読書をしながらスクワットをしています。
疲れたらぶらぶら揺れたり歩いたりします。
読書+エクササイズで健康と知識をゲットしようと二毛作しています。
ぜひ二毛作で時間を2倍にしてみてください。
時間のレバレッジ
逆算思考でスケジュールを立てる
ここから時間を最大化するための方法を見ていきます。
まずはスケジュールの立て方ですね。
大事なことは「逆算する」ことです。
向井はこれが非常に苦手なので、今回この本を読んで改めて強化しないといけないと痛感しました。
逆算とは例えば以下のような考え方です。
1.再来週にプレゼンの予定がある
2.直前の3日間は話す練習がしたいから4日前には資料を完成させよう。
3.資料作成は3日はかかるから、7日前には絶対に着手しよう。
4.資料作成前に案を出す必要があるから10日前に先輩にブレストの相手になってもらろう
5.まずは先輩の予定を押さえよう
これが普通だと思う人はすでにある程度逆算思考が出来ているでしょう。
僕はこれがなかなかできず「とにかく当日に資料があればいい」と考えて直前に着手していました。
それでは結果が出なくて当たり前ですよね。
逆算からスケジュールを組み立てる。
そうすることで自分の進捗が分かるようになります。
何かあったときに対応しやすいのがどっちなのかはいうまでもないですよね?
全体を見て逆算する癖をつけましょう。
時間割を立てる
社会人は良い意味で自由です。
仕事さえしていれば給料はもらえます。
しかしそこに甘えて勉強をしなければ飛躍的な成長は見込めないでしょう。
また家族がいる人は家族との時間も大事になってきます。
ここで大事なのは、自分が今どんな時間を過ごしているのかを意識することです。
ただ流されるままに休むのではなく、休む時間と決めて休むことです。
「レバレッジ・シンキング」の著者の本田直之さんは下記の4つのカテゴリで時間割を組んでいるようです。
・インプット
・アウトプット
・生活
・プライベート
もちろん分け方は人によりますので、参考しながら自分の時間割を組んでみましょう。
自己投資の時間は天引きで確保する
時間術の最後は自己投資についてです。
自己投資とは自分にとって将来リターンを得られると思うことに使う時間やお金のことです。
具体的には「読書」「ジム」「ブログを書く」など、自分の成長につながることを指します。
こういった時間はよく「仕事が終わったらやろう」と考えられることが多いです。
しかしそれではほとんど実行されないでしょう。
なぜなら仕事は決めた時間の分だけ膨らむからです。
だらだらと仕事する人にはだらだらと仕事が増えていきます。
(それが成果につながらないから困った者です)
だからこそ最も大事な自己投資の時間は先に決めて確保してしまうのです。
何があろうとその時間は自己投資をすると決めることで、何も決めない時よりも断然自己投資の時間は増えます。
後からやろうとするのではなく、最初に確保してしまいましょう。
知識のレバレッジ
本の内容を実践する
知識のレバレッジまずは一つ目「本の内容を実践する」
本を読む人はいると思いますが、実践できている人は多分ほとんどいません。
それぐらい、本を読んで終わりの人が多いのです。
だからこそ1つの本から1つでも実行するだけで大きな差が付きます。
今回は「レバレッジ・シンキング」から計12個(3つ×4カテゴリ)を紹介しているので、これを全部実行できればそれだけでかなり成長できるでしょう。
本は読んで終わりではなく、実行するもの。
1つでいいので、まずはやってみましょう。
実験的思考が毎日を楽しくしてくれます。
前例から学んで応用する
仕事や学校では新しいことに取り組むことも多いでしょう。
そんな時、無闇矢鱈に始めようとしていませんか?
振り返らず突き進もうとしていませんか?
世の中、新しいことは少ないです。
自分にとっては新しいことでも、長い歴史の中ではすでに存在した出来事である可能性は大きいです。
そんな時、前例を学んでおけばとても参考になりますよね。
絶対に前例がそのまま活かせるとは限りませんが、前例があると知るだけでも強いものです。
前例からの差分を考えて応用を効かせることができれば、時間もクオリティも向上させることが出来ますよね。
向井は仕事で新しいキャンペーンを考えようとした時、自分の頭のみで考えようとしていましたが、少し検索すると類似のキャンペーンがたくさん出てきました。
それを元に考えることで随分とスムーズになりました。
そのまま進めていたら、ありふれたものをオリジナルと考える事故に繋がっていたので、前例を学ぶことの大事さを痛感しました。
本に限らず、まずはググってみましょう。
レバレッジリーディングを実践する
知識のレバレッジの最後の手法は「レバレッジ・リーディング」
これは「レバレッジ・シンキング」の著書本田直之さんの代表作でもある「レバレッジ・リーディング」で紹介されている読書法です。
「レバレッジ・シンキング」でも簡単に紹介されているのでご安心ください。
レバレッジ・リーディングのやり方は以下のようになります。
1.読書で解決したい課題を明確にする
2.ソデや著者プロフィール、まえがき、目次、あとがきを読む
3.不要な部分を飛ばしながら読み進める
何のために本を読むのかを明確にした上で、全体像を把握する。
そうすることで同じ本文を読んでも吸収力が変わってきます。
本当にちょっとした工夫ですので、ぜひ実施してみてください。
これを実施することで、その本が自分の役に立ったのか(所謂「良い本」だったのか)がしっかり分かるようになります。
振り返りも楽になるので、おすすめです。
人脈のレバレッジ
相手に貢献できることを見つける
最後のカテゴリ「人脈」の1つの目のトピックは「貢献」です。
いい人脈を築くためには自分が良い人脈になることが大前提です。
逆に言えば、自分が相手に貢献できないのであればまだ人脈を築く時期ではないのかもしれません。
それぐらい、世の中には人脈を優先して自分の力がない人が多いでしょう。
必死に名刺交換するぐらいならその時間勉強して発信すればいいのです。
相手に貢献するためには「肩書を持つ」ことが近道です。
専門分野が伝われば「この分野ならあなたを呼ぼう」と思ってもらえるでしょう。
まずは自分の専門性を磨いて認識してもらうことです。
自分の強みを見つけて磨いていきましょう。
自分のブランディングを構築する
上の「貢献」のためには「肩書」を持つことが大事と述べました。
そのためには自分のブランディングを構築することが大事です。
日々の行動やSNSでの発信一つ一つがあなたのブランディングに関わっています。
あなたがなりたい像に近づくために、日々の行動を変えていきましょう。
「ブランディングは企業がやることでしょう」と思っている人はぜひその考えを改めてみてください。
難しく考える必要はありません。
「あなたのイメージ=あなたのブランディング」です。
僕の場合、企画力で呼んでもらえるようになりたいので、仕事では企画の数を意識することにしています。
まだ始めたばかりですが「いいの考えるじゃん」と言われた時はすごく嬉しかったです。
そういった地道な積み重ねを大事にしたいです。
マインドの高い集団に入る
最後は自分を底上げしてくれる方法「マインドの高い集団に入る」です。
環境はとても大事です。
あなたがもし今の環境に不満を抱いているのなら、付き合う人を変えてみましょう。
マインドの高い集団に入ればそれだけで自分の意識が変わります。
具体的な効果としては「当たり前の基準が変わる」ことが挙げられます。
「自分はここまで努力している」と思っていても、マインドの高い集団の中ではそれが当然だったりします。
最初はショックかもしれませんが、そのレベルの人の中に入れることに感謝をして受け入れましょう。
それがあなたをネクストレベルへ引っ張ってくれます。
なかなかマインドの高い集団に入るチャンスがない人は「Twitter」「YouTube」を利用しましょう。
Twitterで自分の興味のある分野の成功者や伸びている人をひたすらフォローします。(リストでも可)
そうすることでタイムラインにはあなたの先輩がたくさん現れることになります。
それを日々見ることで自然と知識やマインドが強化されていきます。
YouTubeの場合、発信力が高い人が多く、かつ深くインプットすることができます。
ぜひあなたのSNSからカスタマイズしてみましょう。
まとめ
今回はあなたの成果を最大化するための「レバレッジ・シンキング」の具体的な行動を4つのカテゴリから紹介しました。
▼労力のレバレッジ
仕組み化で長い目で時間短縮を狙う
KSFに注力する
二毛作で効率よくインプットとアウトプット
▼時間のレバレッジ
逆算思考でスケジュールを立てる
時間割を立てる
自己投資の時間は天引きで確保する
▼知識のレバレッジ
本の内容を実践する
前例から学んで応用する
レバレッジリーディングを実践する
▼人脈のレバレッジ
相手に貢献できることを見つける
自分のブランディングを構築する
マインドの高い集団に入る
どれも今日から出来ることばかりです。
ぜひ1つでも実行してみてください。
「レバレッジ・シンキング」の本ではさらにたくさんの方法や背景が紹介されています。
詳しく知りたい人はぜひ手にとってみてください!
それではまた
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