ようこそ、社会へ。
君たちの目の前には希望と絶望が広がっています。
どうか、諦めず夢を叶えてください。
と言っておりますが「あすよみ!」の向井もまだ一年目です。
偉そうに言う権利もないペーペーでございます。
雫は就職活動中ですので、まだ社会人でもありません。笑
しかしその分、近い目線に立ってアドバイスを送れると思います。
さてさて、今回の記事では新社会人に読んでほしい本を紹介していきます。
上京する人もいれば実家に住んだまま働く人もいるでしょう。
どちらにしても、これからあなたの人生は大きく変わっていくでしょう。
分からないことだらけの一年目。
これまで関わったことがないような年代や性格の人たちとお仕事をしていくことになります。
思うように進まず悔しい思いもたくさんするでしょう。
仕事が終わらず夜中までオフィスにいることもあるでしょう。
でも、出来ることが少しずつ増えていくのはとても楽しいです。
自分が社会に役に立っていると思う日もきっと来るでしょう。
そんな大変なことや楽しいことがたくさん待っている社会人生活に向けて、より立場の近い「あすよみ!」からおすすめの本を紹介したいと思います。
あなたがこれから社会人になるのならぜひ読んでみてください。
あなたの周りに社会人になる人がいれば、これをプレゼントしてみてください。
きっと新しいヒントが得られるでしょう!
それでは紹介していきます。
「ビジネス書編」と「小説編」でお送りします。
新社会人に読んでほしい本 〜ビジネス書編〜
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている/ふろむだ
初っ端から変なタイトルですみません。笑
ただ、そんな不思議な本でもぜひ新社会人には読んでほしいのです。
この本を一言で言うと
「錯覚資産をうまく作り上げることで人生がうまくいく」
という感じです。
錯覚資産とはまさしく「勘違いさせる力」のことで、この資産があるからこそ良いチャンスを与えられたり、良い待遇を得られるというのです。
これ、本当にそうで、新卒にとってイメージは超大事です。
僕は最初大人しくしてしまったので随分損したと反省しています。
ぜひ最初から積極的に行動して「こいつは動けるやつ」と思われてください。
それがこの先とても影響していきます。
他にも心理的なトリックなどがたくさん紹介されています。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
意外と残酷な現実も書かれています(実力主義の人には特に)。だからこそこれは社会に出る前に知っておいて欲しいのです!
入社一年目の教科書/岩瀬大輔
王道。言わずと知れた有名作。
ぜひとも入社前に読んでください。
正直これが全部できてたら出世できます。
僕もこの記事を書くために久しぶり(入社直後以来)読み直してみたのですが、まだまだ出来ていないことばかりです。
特に冒頭に紹介されている3つの原則は超大事です。
3つの原則
1.頼まれたことは、必ずやりきる
2.50点で構わないから早く出せ
3.つまらない仕事はない
これを守ってぜひ社会人スタートダッシュを切ってください!
ベタなタイトルで敬遠しそうになりますが、本当に大事なことばかり載っています。少し古臭い部分もある気がしますが、考え方としてはとても参考になります!
メモの魔力/前田裕二
ビジネス書編、最後はこれです。
あなたに最も授けたい能力「メモ」です。
「メモなんて学生の時から取ってるよ」
という人もいると思いますが、これは単なるメモではありません。
メモを昇華してアイデアにつなげる。
そのやり方や姿勢を存分に学べます。
メモから人生を変えていった筆者からそのエッセンスを存分に吸収しましょう。
熱量と具体性が備わった今年の良書です。
仕事はアイデアの量で決まると言っても過言ではありません。案外自分のアイデアが世界を変えるかも。
新社会人に読んでほしい本 〜小説編〜
本日は、お日柄もよく/原田マハ
新しいことに打ち込む(すなわち社会に出る)あなたにぜひ読んで欲しい一冊です。
片思いしていた幼馴染の結婚式に出席したOLの二宮こと葉が、感動的なスピーチに出会うことで大きく人生が変わっていく物語です。
スピーチライターという職業を知り、そこから新たな自分に出会い可能性が広がっていく。
そんなこと葉は政権交代を狙う野党のスピーチライターを任されることになります。
新しい世界に飛び込み必死にもがく姿はきっと新社会人にとって刺激になります。
スピーチライターって初めて聞きましたが、言葉を大事にするとても素晴らしい職業だと思いました。恋に仕事に懸命な主人公の姿がとても眩しい小説です!
県庁おもてなし課/有川浩
社会人になって仕事も恋も頑張りたい!という方におすすめなのはこちら。
高知県庁観光部に「おもてなし課」が発足されました。
若手職員の掛水は、観光特使にクーポン付きの名刺を配ってもらう案を出します。しかし、地元出身の作家・吉門に手厳しくダメ出しをされてしまいます。
どうすれば地元に観光客を呼べるようになるのか?
おもてなし課の奮闘ぶりと、高知の良さが詰まった一冊となっています。
県庁に臨時採用された多紀と、掛水の恋模様も描かれていて、すごくキュンキュンさせられます。
別の女の子に嫉妬したり、反対に人気作家にヤキモチを焼いたり、微笑ましいです。
物語中では高知弁も飛び交うので、地方から上京して働く人や、地方へ就職した人にはより親しみやすいかもしれませんね。
羊と鋼の森/宮下奈都
高校の体育館で初めてピアノの調律に立ち会ってから、戸村は調律師を目指すようになります。
どうすればうまく調律ができるのか、どんな音を出せばピアノの持ち主に満足してもらえるのか。
時に喜ばれ、時にやり直しを要求され、苦労し、悩みながらも日々調律に励みます。
ピアノの調律ってすごく細かい作業ですが、膨大なこつこつが積み重なってできているんですよね。
仕事を始めたばかりだとどうしても成長しようと焦ってしまいがちですが、焦らずに少しずつやることを教えてくれます。
調律師になったばかりの主人公と自分を重ねて読んでみてください。
この本は情景もすごく綺麗なので、新生活前に読むと心が洗われると思います!
以上です。
新社会人の門出を祝う、そして永く相棒として寄り添ってくれる本を選びました。
「社会人になる前に本を読んだ方がいい?」と思ったあなた、ぜひ参考にしてみてください。
周りに新社会人になる人がいるあなた。本をプレゼントするのはどうですか?
それではまたお会いしましょう!
コメント