どうも向井です。
最近、人に好かれる人はすごい、と考えいています。
人の懐に入るのが上手く、それをきちんと続けられる。
一時期はそんな人を斜に構えて見てたのですが、最近は純粋にすごいと思います。
自分はどうしても面倒になったり、勇気が出なかったりして一歩踏み込めないことが多いです。
大事な人は十分いるのですが、それ以外の関係を築くのは難しいなとひしひしと感じています。
自分の周りにはコミュニケーション能力が異常な人が多いと思っているのですが、それが自分が低いからなのか本当にそういう人が集まっているのか疑問に思う最近です。
さてさて、そんな人脈とやらに不安や疑問を感じるこの頃、こんな本を見つけました。
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている/ふろむだ
タイトルが長い!笑
電車の扉横の広告で見かけて知りました。
「なんて胡散臭い本だ」なんて思いながら、Amazonでまとめ買いする時に買ってしまいました。
こうやって釣られてしまうのですね……
まあ一言で言うと、
心理的な錯覚を知って活用することでうまくいくよ
と言うお話です。
今回はそんな本書をレビューも兼ねて紹介していきます!
こんな人におすすめ!
この本(長くて書いてられない!)はこんな人におすすめです!
・周りの評価なんて関係ないと思っている人
・世の中実力社会だと思っている人
・要領よく出世したい人
とにかくこの本を読むといろんな心理的錯覚を知ることができます。
おそらくここで紹介されていることは真理です。
しかし難しい問題です。
正直全部読んでも内容を活用できるか分かりません。
ですがこれを知っているのと知らないのでは現実の捉え方が変わると思います。
評価ポイント!
・専門性 ★★★★☆
・意外性 ★★★★★
・実現性 ★★★☆☆
・おすすめ度(総合) ★★★☆☆
とにかく意外性があります。
特に心理学などを学んでいない人にとっては興味深い事実がたくさん書かれています。
だがしかし、理解はできるが実現できるのだろうかと不安になる点もあります。
そう言う意味で実現性は少し低くなっています。
ただ全体的にはとても面白い本です!
おすすめポイント!
心理学の面から思考の錯覚を証明
本書は「錯覚資産」というキーワードを中心に展開されます。
それは実力でも運でもないけど成功を支える大きな要素だと説明されています。
実力を磨くのも良いけど、この「錯覚資産」を積み上げていこうというのがテーマです。
それを証明するために数々の人間の「思考の錯覚」について書かれています。
人間の思考がどれだけ偏っているか、愚かであるかを様々な研究結果などから導いていきます。
大事なのは「思考の錯覚が存在する」ということを認識することだということです。
それが認識できれば思考の錯覚から抜け出し、利用する側に回れるのです。
本書では多くの心理学のトピックを取り上げそれを説明してくれます。
自分の認識を変えてくれる事実の数々
本書は私たちが普段認識していない事実を突きつけてきます。
それはたとえば「ハロー効果」や「感情ヒューリスティック」などです。
「ハロー効果」は1つのプラスの要素が他の要素を底上げするというものです。
これは有名かもしれませんが、そのハロー効果を普段意識して生活している人はほとんどいないでしょう。
「感情ヒューリスティック」は難しい問題に直面した時、無意識に感情を元に判断しているというものです。
たとえば上司が部下の昇進を決める時など、合理的に判断していると思われても実は好き嫌いで決まっていたりすることがあります。
この厄介な点は、それが無意識に行われているということです。
本人は合理的に判断していると思い込んでいるのです。
本書ではこういった事実がたくさん紹介されています。
どうですか?
僕は知らないことだらけでとてもびっくりしました。
運の運用方法が分かる?
僕が個人的に気に入ったのはこの「運の運用方法」です。
簡単に説明すると、運は小さな賭けを繰り返して確率を高め、確率が高まったら大きな賭けにでよ、ということです。
まずは小さな賭けをたくさん繰り返して成功を積み重ねることで錯覚資産を形成していきます。
つまり、周りから「あいつはできるやつ」だと思わせるのです。
そうすると良い環境や良いチャンスに恵まれる確率が高まります。
そうして大きなチャンスがやってきた時に大きな賭けに出れば良いのです。
ではどうやって小さな賭けで成功を積み重ねるのか?
それはとにかく「たくさん賭けに出る」しかありません。
作者は、人生は運ゲーだから失敗を実力がないからだと悩むのはもったいないと説明しています。
人間には運自体をコントロールすることができませんから、当たるためにはとにかく数を試すしかないのです。
そこを割り切る考えかたを身につけるためにも、人間の思考の錯覚について知っておく必要があるということですね。
失敗を恐れる気持ちを軽くしてくれます。
まとめ!
心理学の観点から、実力よりも大事な「錯覚資産」というものの重要性を訴えています。
たしかに本書を読むと、その「錯覚資産」を増やすことがいかに大事なのかが分かります。
……だが、難しい!
そう、知っているからといってすぐに形成できるものではありません。
コツコツと自分のイメージや行動を変えていく必要があります。
中身は面白かったのですが、「だが、難しい。」
そう感じた向井でした。
でも本当に面白い本なのでよかったら実際に読んでみてください!
そして「錯覚資産」の増やし方が分かったらぜひ教えてください!笑
それではまた!
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