どうも向井です。
今日紹介するのはもうひと月以上も前から紹介しようと思っていた本です。
もっと早く紹介して、話題に乗っかるつもりだったのに!
話題とは一体なんなのか。
……そう、映画化です。
今年の夏に話題になった映画化した小説。
……今日ご紹介するのはこれです。
【今日の本の紹介、要約】
ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦
映画は賛否両論な感じだったようですね。
セクハラだとかおっぱいだとか色んな感想を見ましたが、原作と作者を考える限り何が起きても不思議ではないなという感じです。
トレーラーを見る限り凄くいい感じなのですが、実際はどうだったんでしょうね。笑
まあ今日は原作の紹介ということで、僕がこの小説を読んで感じたことなどを書いていきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう!
あらすじ
「ペンギン・ハイウェイ」
小学生にして毎日研究に励むアオヤマくん。
そんな彼が住む街に突如現れたペンギン。
事件の鍵を握るのはアオヤマくんの大好きな歯科医院のお姉さん?
研究の邪魔をするいじめっこのスズキくんやチェスが上手いハマモトさん。
困った時にヒントをくれるアオヤマくんのお父さん。
学校の側を流れる川、お姉さん、不思議な「海」……
バラバラに見えるいくつもの研究が導く1つの真実とは。
こんな人におすすめ!
・SFが好き
・森見さんのファンタジーが読みたい
・「少年×お姉さん」が好き
こんな人はぜひ読んでみてください!
きっとどハマりします!
評価ポイント!
・読みやすさ ★★★★☆
・意外性 ★★★★☆
・世界観 ★★★★★
・おすすめ度(総合)★★★★☆
読みやすく楽しめる一冊です。
個人的にはSFだけどとっても人間味溢れているのが大好きです。
小学生の世界というのを思い出させてくれるような心が暖かくなる一冊です。
おすすめポイント!
それでは「ペンギン・ハイウェイ」のオススメポイントを紹介していきます!
・天才小学生の活躍
主人公のアオヤマくんは小学4年生の天才少年です。
この物語はアオヤマくんの視点で描かれていきます。
朝早く起きて研究をしてノートをたくさんとり、夜は疲れ切ってすぐ寝てしまう。
毎日毎日成長を実感して、大人になるまでの日数を常に把握している。
そんな天才少年です。
そんな中、ある日街にペンギンが現れる。
それをアオヤマくんが友人のウチダくんとハマモトさんと研究していきます。
天才のアオヤマくんと哲学者のように考えるウチダくん、そしてアオヤマくんに負けず劣らずの頭脳を持つハマモトさん。
彼らがそのペンギン発生事件の謎に迫っていきます。
小学生たちが必死に謎を解明しようと企む姿がとても応援したくなります。
・小学生の純粋な気持ちを思い出せる
主人公のアオヤマくんはたしかにずば抜けたところがあります。
普通の小学生ならできないようなことをしたり考えたりします。
ポケットの中でもメモが取れる小学生なんてそうそういないでしょう。
多分大人でもなかなかいないと思います。
さらにチェスをしたりコーヒーを飲んだり、彼は大人に近づくために様々なことに挑戦します。
それは普通の小学生とは明らかに違います。
しかし、彼にも子供の一面があります。
お父さんの帰りを思って胸が暖かくなるところや、いつか家族がいなくなってしまうのかと思い悲しくなってしまうところ。
お母さんの料理をとても美味しいと思うところや、お姉さんのおっぱいに魅了されているところ。
そういったところはとても人間味があり、読者の純粋な気持ちを思い出させてくれます。
SFでも、いやSFだからこそ、そういう純粋な気持ちがダイレクトに伝わるのかもしれません。
僕はアオヤマくんを身近に感じて愛おしくなります。
・ペンギンがかわいい
そもそもペンギンが街に現れるという設定から可愛いです。
空き地にペンギンが集まってぼーっと立っているのです。
冒頭から可愛さがあります。
さらに物語の鍵を握る歯科医院のお姉さんはペンギンを生み出すことができます。
コーラ缶を投げたらそれがペンギンになってしまうのです。
そしてお姉さんによちよち付いていくのです。
立ち尽くしたり飛んだり食べたりするペンギンが描かれています。
これは映画で見たら余計に可愛いでしょう!
ぜひともこの不思議なペンギンの活躍に注目ください!
まとめ!
とにかく僕は
小学生の生活や気持ちを思い出させてくれる
というのがとても好きです。
もしかしたら自分も当時はアオヤマくんみたいに天才だと思い込んでいたかもしれません。
それすらも忘れてしまっている人が多いと思います。
冒険が好きだった少年心を思い出しながら、アオヤマくんの活躍を是非ともご覧ください。
今回紹介した「ペンギン・ハイウェイ」はこちらから購入できます。
気になった人はどうぞ!
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