こんにちは、雫です。
遅くなってしまいましたが初めて記事を書きます!
先日は大学院生らしく学会に参加しました。
自分ももっと頑張らないと、と刺激をもらった一日でした。
さて、今日私が紹介する本は、「君の膵臓をたべたい」です。
あらすじ
膵臓の病気によって余命わずかになってしまった女の子、山内桜良。クラスの誰とも関わってこなかったクラスメイトの男の子は、ある日、彼女の病気を知ることになる。本当は関わる必要も予定もなかったまるで反対の場所に立つ人。そんな二人が出会ったことで、お互いの感情はどのように変化していくのか。桜良は病気にどう立ち向かっていくのか。
ちょっと前から話題になっていて昨年映画化された作品です。聞いたことのある人も多いと思います。
もしかしたら、話題だったからこそ敬遠している方もいるかもしれません。
どうせ病気の女の子との恋愛ストーリーなんでしょ?
そう思っていませんか?
それが違うんです。
どう違うのか。皆さんも読めば分かります!
こんな人におすすめ!
・小説の中から生きるヒントを得たい人
・予想を裏切られたい人
・とにかく話題のものを読みたい人
評価ポイント
読みやすさ★★★★☆
意外性★★★★★
世界観★★★☆☆
おすすめ度★★★★☆
病気という非日常の中にあるありふれた日常。
この作品には闘病生活の記述がほとんどありません。
なので気軽に読めるのではないかなと思います。
そう思って軽く読んでいると、急に展開が変わります。
その驚きから、意外性の評価を最高点にしました!
おすすめポイント
登場人物の会話が楽しい
1ページ目は葬儀の場面から始まります。病気の女の子のお話なので、内容的には重いものです。しかし、登場人物の会話のやりとりが楽しそうで、どんどん読み進めていけると思います。
病気をネタにして面白がる桜良と、それに対して冷静に突っ込むクラスメイトくん。思わずくすっと笑ってしまうような会話を読んでいるうちに、彼女が病気であることを忘れてしまうほどです。
読む前と後で印象が変わる
「君の膵臓をたべたい」
皆さんはこのタイトルを見て、どのような意味だと想像していますか?
その想像したものを頭の片隅に置きながら読んでみてください。
読み終わってもう一度タイトルの意味について考えてみると、ずいぶん印象が変わっていることでしょう。
お気に入りフレーズ!
ここで少しだけ、私のお気に入りのフレーズを紹介したいと思います。
「桜は咲くべき時を待ってるんだよ」
「何があっても、人と人はうまくやっていけるはずだからね」
「私達は、皆、自分で選んでここに来たの。」
これらは全て、余命わずかながらも明るく生きる桜良の言葉です。
あまり説明してしまうと面白くないので、これ以上は触れません!
気になる人は、どこで出てくるのかな~と考えながら読んでみてくださいね。
終わりに。
単なるラブストーリー、単なる難病の話、と思っていたそこのあなた。
ちょっとだけ読みたくなってきたんじゃないでしょうか?
この記事を読んで、少しでも興味を持ってくれたら幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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